北中部地方ゲアン省ドールオン郡人民裁判所は24日、兵役逃れの罪に問われていたダム・コン・ルアット被告(男・23歳、ラムソン村在住)に禁錮6か月の判決を言い渡した。
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裁判所は地元で開かれた公開裁判で、「私利私欲を追求して社会に悪影響を及ぼす行為」、「国民に不満感をもたらした」として検察側の立場を支持する判決を下した。
同被告は未婚で定職に就いていない。2018年3月に入隊に向けた健康診断を受けるよう命じられたが、地元の軍指導部に出頭しなかったため、行政処分を下されている。
さらに、同年10月と11月にも入隊に向けた健康診断の受診を命じられたが、これにも応じず、地元から姿をくらまして兵役逃れを続けていた。
今回の件については、地元で公開裁判を開くことで、兵役逃れに対する抑止力を高めようとする当局の狙いが読み取れる。ベトナムで兵役逃れを企てる者は多くいるが、禁固刑を言い渡されるケースは稀だ。