南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市のクアダイ海岸沖で、砂洲が成長を続けている。中部・中部高原自然災害防止支局(農業農村開発省自然災害防止総局所属)はこのほど、3月31日の第1回調査と4月21日の第2回調査の20日間余りに、主に南北方向に拡大したと発表した。
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第2回調査結果によると、南北方向には83m伸びて1126mに、東西方向には最も幅の広い場所が東側に突き出る形で20m伸びて22mとなった。総面積は13.6haとなった。
この砂洲は、トゥーボン川の河口沖でクアダイ海岸から約1.4km離れた場所に2017年に出現。2018年初頭に水面から顔を出すと、その後急速に拡大した。ハノイ資源環境大学のブー・タイン・カー准教授は、「河口沖に砂洲ができるのは自然の通常の現象」と話し、砂洲には海岸浸食が激しいクアダイ海岸を守る役割が期待できるとして、「いかなる開発も許すべきでない」との考えを示した。
クアンナム省人民委員会のレ・チー・タイン副主席は、「当面は砂洲の成長を見守り船舶の往来への影響を観察する。将来、影響が出るようになった場合は慎重に対処方向を検討する」との方針を示した。