中国の大型掘削リグ「Dongfang 13-2 CEPB」がトンキン湾(ベトナム語名:北部湾)で稼動するとの報道について、ベトナム当局は事実確認を行っている。
(C) thanhnien |
中国側によると、この掘削リグは、越中両国がトンキン湾領海画定協定(2000年締結済み)に従った中国の海域で移動・稼動すると伝えられている。これは中国で2番目に大きい掘削リグで、重量は約1万8000t。
これに関連して、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は11日に開かれた同省の定例記者会見で、ベトナム側は事実確認中と発表した。
また、「トンキン湾領海画定協定は国連海洋法条約(UNCLOS)をはじめとする国際法に沿ったもので、両国の大陸棚、排他的経済水域(EEZ)、また領海の法的制度を明確に定めている」と述べた。
これを踏まえて、「自国の大陸棚、EEZで環境資源を管理・保護・開拓するにあたり、両国は同協定に従う責任を負う」と主張した。