ヌクマム基準草案問題、保健省の関与も浮上

2019/03/18 06:50 JST配信

 地場系大手食品メーカーでヌクマムの大量生産を手掛けるマサングループ[MSN](Masan Group)がヌクマム(Nuoc mam=魚醤)のベトナム基準草案の内容を操作した疑いに関連して、保健省もこれに関与していたことが関係者からの指摘で明るみに出た。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 伝統製法でヌクマムを製造する全国の業者各社は、伝統製法によるヌクマムの持続的な成長を目指すべく2017年5月に「ベトナム伝統ヌクマム協会」の設立に向けてヌクマム事業分野を管轄する農業農村開発省の承認のもとで設立準備委員会を発足した。

 この設立準備委員会はホーチミン市、フーコック島(メコンデルタ地方キエンザン省)、カインホア省(南中部沿岸地方)、ビントゥアン省(同)、タインホア省(北中部地方)のヌクマム業者を代表する企業各社、および食品・水産分野の科学者・専門家が含まれている。

 「ベトナム伝統ヌクマム協会」設立準備委員会は2017年7月、内務省に設立申請書類を提出した。現行規定では30日間以内に受理するか否かについて回答することになっているが、9月と11月に公文書で打診しても回答がなかった。

 しかし、同年8月に保健省の承認のもとで「ベトナムヌクマム協会」設立準備委員会が発足されていた。この設立準備委員会は、「ベトナム伝統ヌクマム協会」よりも後に設立申請書類を内務省へ提出したにもかかわらず、先に受理された。

 旧水産省(現在の農業農村開発省)の元幹部でヌクマム専門家として知られるチャン・ティ・ズン博士によると、「ベトナムヌクマム協会」設立準備委員会のメンバーにはヌクマム製造を行っていないメーカーが含まれていた。さらに、ヌクマム事業分野は管轄外である機関が設立をバックアップすること自体が不適切と指摘されている。

 しかしながら、相互の猛反発や事業および活動範囲、目的などの重複が原因で「ベトナム伝統ヌクマム協会」と「ベトナムヌクマム協会」の設立はいずれも実現に至っていない。

[Tuoitre 8:58 15/3/2019 / Nld 07:51 14/3/2019 / Phunuonline 14:00 13/03/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市で27日、ベトナムヌクマム協会およびベトナム伝統ヌクマム協会の設立総会が開催された。これに...
 伝統製法でヌクマム(Nuoc mam=魚醤)を製造する業者から猛反発を受けて適用が先送りされたヌクマムに関...
 農業農村開発省農産市場開発加工局が策定した、ヌクマム(Nuoc mam=魚醤)に関するベトナム基準(TCVN 12...
 スイス食品大手ネスレ(Nestle)の子会社ネスレ・ベトナム(Nestle Vietnam)は10日、「マギー(Maggi)」ブ...
 ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)傘下の伝統的ヌクマム(ベトナム魚醤)クラブは15日、国内で初めてとな...

新着ニュース一覧

 ハノイ市の北西約50kmに位置する北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン郡ビンソン村は、「ヘビ養...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、50周年を迎える南部解放記念日(1975年4月30日~2025年4月30日)の祝...
 ホーチミン市1区のサイゴン動植物園で、4月2日(水)から7日(月)まで、民俗文化フェスティバル「3地域の...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 グエン・ホン・ジエン商工相は、ドナルド・トランプ米大統領が発表したベトナムに対する「相互関税」に...
 ベトナム政府は、ラオス人民革命党の元党中央執行委員会委員長・元国家主席・元首相のカムタイ・シーパ...
 南部メコンデルタ地方アンザン省で発生した違法砂採取事件の裁判で、ホーチミン市人民裁判所は2日、44...
 ベトナム海事水路局はこのほど、北部紅河デルタ地方ハイフォン市ディンブー・カットハイ(Dinh Vu - Cat...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、米国に
 南中部沿岸地方カインホア省人民委員会は2日、同省のバンフォン経済区内でゾックダーチャン(Doc Da Tra...
 教育コンテンツの制作を手掛ける韓国のケデュオール(KeduAll)は1日、ベトナム現地法人のフィクテック(F...
 ドナルド・トランプ米大統領は2日、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を科すと発表した。180以上...
 ブイ・タイン・ソン副首相 兼 外相は、5月に予定されているトー・ラム書記長のロシア訪問と「対ナチス...
 北中部地方クアンビン省人民委員会は、マーク・ナッパー駐ベトナム米国大使が1日午後、同省の指導者と...
 政府は3月28日、電気料金の調整メカニズムを規定する政令第72号/2025/ND-CPを公布した。同政令は即日施...
 財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と米インテル(Intel)は2日、「コミュニティのた...
トップページに戻る