国際連合(国連)駐ベトナム大使のダン・ディン・クイ大使とアトゥール・カレ国連フィールド支援局担当事務次長はこのほど、米国ニューヨークにある国連本部で、ベトナムが南スーダンで野戦病院を運営することに関する覚書(MOU)に調印した。
ベトナムが国連の平和維持活動に参加する軍医を派遣するのは今回が初めて。これにより、国防省傘下の第175軍隊中央病院(ホーチミン市ゴーバップ区)の医師らを中心とする63人体制の医師団が南スーダンに渡り、帰国する英国人軍医から野戦病院の管理を受け継ぐ。
アトゥール・カレ事務次長は調印式で、ベトナムが南スーダンで質の高い医療サービスを提供できる病院を運営し、国連の平和維持活動に大きく貢献するだろうと期待を寄せた。