新郎ら13人死亡の衝突事故、居眠り運転手12時間連続運転

2018/08/01 04:55 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省ディエンバン町ディエンミン村を通過する国道1号線バイパス道路で30日未明に発生し17人が死傷した事故で、当局は初動捜査結果を発表した。

(C) plo
(C) plo

 この事故は、結婚にあたり新婦を迎えに行く新郎ら一団を乗せた小型バスと対向車線を走っていたコンテナ車が正面衝突したもの。小型バスには運転手と新郎、新郎の家族の計17人が乗っており、新郎を含む13人が死亡し、4人が重傷を負った。

 当局の調査結果によると、小型バスを運転していたレ・ゴック・クオンさんは2016年に運転手として独立し、元の雇い主からこの小型バスを買い取って輸送サービスに使用していたが、営業認可は取得していなかった。

 小型バスは2004年にベトナムで製造されたもので、車検期限は2018年10月1日となっている。事故発生直前の小型バスの走行スピードは約80km/hで、速度制限内だった。

 クオンさんは大惨事となった今回の輸送の直前に別の輸送を行ったばかりで、連続運転時間は約12時間に及んでいたことが確認された。

 結婚の贈り物を載せて小型バスの後ろを走っていた乗用車の運転手によると、小型バスは走行中に対向車線に曲がり、コンテナ車と衝突したという。事故の原因は小型バスを運転していたクオンさんの居眠りによるものとみられている。

[Plo等, 31/7/2018 07:11 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省ディエンバン町ディエンミン村を通過する国道1号線バイパス道路で30日2時15...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市の洋菓子店「ル・プチ・ローラン(Le petit Roland)」は、南部解放・南北統一50周年を記念...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念事業の一環として、ホーチミン市1区人民...
 栃木県鹿沼市の市文化活動交流館芝生広場で4月19日(土)、「2025ベトナムフェスティバルinかぬま」が初...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年4月4日、ベトナム戦争末期の米軍による「オペレーション・ベビーリフト」の航空機墜落から50年を...
 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象と...
 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。 ...
 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と...
 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30
 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6...
 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万...
 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フ...
 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35...
トップページに戻る