ラオスのダム決壊事故、ベトナムが20万USDの支援金―捜索救難で1000人派遣も

2018/07/27 06:55 JST配信

 ラオス南東部地方アッタプー県で23日夜に建設中の水力発電所のダムが決壊し、複数人が死亡し数百人が行方不明となっている事故で、グエン・スアン・フック首相は26日、国家予算から20万USD(約2200万円)を拠出してラオスを援助することを決定した。

(C) baogiaothong
(C) baogiaothong

 フック首相はまた、自然災害対応捜索救難国家委員会に対して、外務省などの関連機関と協力して支援計画案を策定し、30日までに提出するよう指導した。

 国防省の指導のもと、第5軍区も軍医を含む軍事関係者1000人を派遣し、救急車などの車両や船を動員して救命胴衣やテント、医薬品、乾燥食品を準備して、捜索救難にあたっている。

 この事故により、50億m3もの水が流れ出した。ベトナム農業農村開発省によると、事故現場から約650km離れたベトナムのメコンデルタ地方アンザン省タンチャウ町に水が至るまでには約5~6日間かかると見られ、これにより同町の河川は約5cm増水すると試算される。

[Baogiaothong, 26/07/2018 10:49 (GMT+7), A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ラオス南東部地方アッタプー県で23日夜に建設中の水力発電所のダムが決壊し、複数人が死亡し数百人が行...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市の洋菓子店「ル・プチ・ローラン(Le petit Roland)」は、南部解放・南北統一50周年を記念...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念事業の一環として、ホーチミン市1区人民...
 栃木県鹿沼市の市文化活動交流館芝生広場で4月19日(土)、「2025ベトナムフェスティバルinかぬま」が初...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年4月4日、ベトナム戦争末期の米軍による「オペレーション・ベビーリフト」の航空機墜落から50年を...
 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象と...
 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。 ...
 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と...
 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30
 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6...
 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万...
 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フ...
 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35...
トップページに戻る