米国の非営利団体ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)の調査によると、ベトナムにおける2017年のコンピュータソフトウェアの著作権侵害(違法コピー)率は74%で、前回調査に比べて4ポイント改善したものの、依然として高いままだという。
ベトナムのソフトウェアの違法コピー率は、2009年が85%、2011年と2013年が81%、2015年と2016年が78%だった。また、2017年の海賊版ソフトの損害額は4億9200万USD(約540億円)だった。
BSAによると、世界の違法コピー率は前回調査に比べて2ポイント改善し、37%となった。アジア太平洋地域で違法コピー率がベトナムを上回ったのは、◇インドネシア:83%、◇パキスタン:83%、◇スリランカ:77%。
一方、違法コピー率が低いのは、◇日本:16%、◇ニュージーランド:16%、◇シンガポール:27%、◇韓国:32%、◇台湾:34%、◇香港:38%などとなっている。