ダー川からハノイ市までを結ぶ導水管の度重なる破裂事故と敷設プロジェクトにおける建設規定違反事件で、ハノイ市人民裁判所は13日、同事件に関与し「建設規定に違反し甚大な損害をもたらした罪」に問われていた被告9人に執行猶予付き禁錮12か月~禁錮24か月の有罪判決を下した。
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被告9人には、ビナコネックス[VCG](Vinaconex)のダー川導水管敷設プロジェクト管理委員会の元委員長ホアン・テー・チュン被告とダー川導水管敷設プロジェクトに導水管を供給したVCG系列企業のビナコネックスガラス繊維強化プラスチック管社(Vinaconex Glass Fiber Reinforced Polyester Pipe)の元社長チャン・カオ・バン被告が含まれている。チュン被告とバン被告はいずれも禁錮24か月の判決を言い渡された。
この導水管は直径1.6mで、2006年に着工、2009年に完成した。敷設されてから2016年10月までに発生した破裂事故は20回に上り、毎回ハノイ市の約17万7000世帯が断水などの影響を受けていた。
同裁判所で発表された建設省傘下の国家鑑定局の鑑定結果では、度重なる破裂事故の原因は、導水管の製造にあたり設計案を遵守せず、敷設でも手抜き工事が行われていたことが確認された。