テト(旧正月)を半月後に控えたホーチミン市内では、家を綺麗にしてからテトを迎えようとする人々からの発注で、住宅リフォーム業者がフル稼働となっている。
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業者によると、住宅リフォームの発注件数は前年の2~3倍に増えており、発注内容も壁の塗装からカーペットやカーテンのクリーニング、廃品処理、床磨き、窓磨きなど多様で、インテリアの総取り換えをする客もいるという。ある業者では、業務量が通常時の6~7倍になっており、引渡し日に間に合わせるため作業員20人が昼夜かけて作業にあたっている。
テトを前に住宅リフォームが繁忙期を迎え、客は業者を見つけることも難しく、見つけられても料金が通常の2~3倍と高額であったり、工期が守られないなどの問題も出ている。なかには、早く工事をしてもらいたいがために追加料金を支払うと申し出る客もいるが、職人を手配できないとして業者は申し入れを断らざるを得ないという。
住宅リフォームのニーズが高まっているのを利用して、電話番号を記載したチラシで客を呼び込み、作業員をかき集めた幽霊業者も現れている。しかし、これらの業者は技術も責任感もないため、あまりに酷い仕上がりに成すすべもなく泣き寝入りする客も少なくない。