チュオン・ミン・トゥアン情報通信相は17日、インターネット検索大手の米グーグル(Google)アジア太平洋地域公共政策・政府問題担当ディレクターのアイン・ラビン氏と会見し、ネット上での違法行為阻止に関するグーグルの協力を高く評価した。
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グーグルと情報通信省は2017年3月に、動画共有サービス「ユーチューブ(YouTube)」などからベトナムの法律に反する情報やコンテンツの削除を求める情報通信省の要求に対応する仕組みを構築。グーグルは2017年12月末までに、ユーチューブから6423本のビデオクリップと、デジタルコンテンツ配信サービス「グーグルプレイ(Google Play)」から6本のゲームアプリを削除した。
トゥアン情報通信相は、ベトナムが関心を持っている問題にグーグルがよく対応していると評価した上で、「ベトナムではSNSの利用が自由にできるが、中には法律違反をする人もいる。我々は協力してSNS上での法律違反行為をできるだけ減らす必要がある」と述べた。
情報通信省は、暴力や反体制を扇動したり、国の指導者を誹謗中傷したりする内容の有害な情報・コンテンツを供給する業者のブラックリストを作成し、各広告会社にこれらの業者と協業しないよう求めている。トゥアン情報通信相はグーグルに対しても協力を要請した。