大手新聞「グオイラオドン(Nguoi Lao Dong)」が掲載したホーチミン市1区の路上駐車場の裏を明らかにする記事を受けて、ホーチミン市人民委員会は市内24区・郡の人民委員会主席に対して、3月末までに管轄地域内の路上駐車場を活動停止とするよう指導した。
(C) vnexpress |
路上駐車場が必要不可欠な地域については、市のボランティア青年団が有料駐車場を運営するか、企業各社が無料駐車場を運営する形で駐車場の設置の承認を検討する。
「グオイラオドン」の記事では、「1区人民委員会の各部署が区内の一等地にある路上駐車場48か所を運営している」、「2017年6月から、個人・企業が提出した無料・有料の路上駐車場の新規認可・認可更新に関する書類700部以上が保留になっている」ということが明らかにされている。
なお、先般開かれたホーチミン市人民委員会の会合で、「歩道を取り戻せ」を掲げて歩道の占拠物など都市秩序に違反した行為に対する取り締まりを実行していた1区人民委員会のドアン・ゴック・ハイ副主席は、「取り締まりの成功には関連機関の団結が不可欠だが、路上駐車場などに寄生する幹部が多く、そうした環境が整わず役割を果たすことができなかった」として辞任届を提出した。