ベトナムの元残留日本兵の家族14人およびコーディネーター4人の計18人が、18日から24日まで日本財団の招へいにより初めて日本を訪問している。一行は18日にハノイ市ノイバイ国際空港から東京の羽田空港に到着し、24日に大阪の関西国際空港からノイバイ国際空港へ発つ。
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日本では、父親の墓参りや元残留日本兵加茂徳治氏の墓参り、1954年に元残留日本兵引揚げ時に入港した舞鶴港(舞鶴引揚記念館)訪問、元残留日本兵杉原剛氏との交流会のほか、浅草観光や日本財団表敬、皇居見学、富士山観光、奈良観光などが予定されている。
17日には、梅田邦夫駐ベトナム日本国特命全権大使が大使公邸で訪日前壮行会を開催。19日には、堀井巌外務大臣政務官が歓迎夕食会を開催した。
歓迎夕食会で、ファン・ホン・チャウ氏は元残留日本兵の家族を代表し、「長年の夢だった父の祖国への初訪問が実現でき感無量。もっと早く訪日できれば生前の父に会えたかもしれないが、関係者の支援により父親の墓参りができることとなり嬉しく思う」と挨拶した。
今回の訪問は、二国間の歴史的な繋がりに対する日越両国民の理解を一層深めるほか、2018年に迎える日越外交関係樹立45周年に向けた友好関係の更なる強化に繋がると期待されている。