小中学校と高校の新学年度(2017~2018年)を9月に控え、学用品市場が活気付いている。今年は地場企業の生産する学用品が品質やデザインなど面で大きく改善されたとして、多くの消費者から好評を得ているようだ。
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ハノイ書籍発行社の代表は、「文房具など学用品のこの時期の購入需要は、通常の月に比べ+50~70%増加する。ただし価格は安定している。今年はホンハー、ハイティエン、ティエンロン、バンゲーなど地場企業の製品のデザインが良くなり、値段も手ごろとあって、売り上げが好調だ」と話す。
地場企業各社は、消費者、特に児童の健康の保護を重視している。ホンハー文房具社は、脊柱側弯症を防ぐためのリュックサックや軽量のかばん、無害の樹脂原料を使った筆箱などの製品を投入。また、近視を防ぐためとしてカンガルー社はデスクスタンド、ランドン電球・魔法瓶社はLEDデスクスタンドを売り出している。
各スーパーマーケットも、学用品の販促キャンペーンを実施中だ。「コープマート(Co.opmart)」は制服を含め1200品目の学用品を販売。「ビッグC(Big C)」や「ロッテマート(Lotte Mart)」も学用品の値引き販売を行っている。