49人死傷の正面衝突事故、逆走トラックの過積載が判明

2017/05/12 06:24 JST配信

 南中部高原地方ザライ省チューセー郡を通過する国道14号線で7日に長距離寝台バスとトラックが衝突し、13人が死亡、36人が重軽傷を負った事故で、同省警察はトラックが過積載の状態で事故を引き起こしていたことを明らかにした。

(C) plo
(C) plo

 同トラックの積載量は16.2tだが、事故発生時は20tもの肥料を載せていた。運送事業のライセンスも取得しておらず、無認可で運行していたという。

 同トラックは南中部沿岸地方ビンディン省を出発。出発地点から約200km離れたところで時速105kmの猛スピードで対向車線を逆走し、長距離寝台バスと正面衝突した。トラックは横転し、運転手は重傷を負って危篤状態にあり、引き続き集中治療を受けている。

 同ルートには複数の秤量所が設置され、複数のパトロール隊が配置されていたにもかかわらず大事故が起きたことについて、「当局が管理を怠ったため」として非難する意見も出ている。これについて同省交通運輸局の責任者は、「ルート上に秤量所が1か所あるが、事故発生時は一時停止されていた」と説明した。この秤量所は事故発生から2日後の9日に稼動を再開している。

[PLO, 13:04 11/05/2017, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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