ハノイ市タイホー区のタイ(西)湖で1日から2日にかけて、同湖に生息する魚が大量死した。死んだ魚のほとんどがティラピアなど上層に生息するもので、大量の魚の死骸が水面に浮かび、悪臭を放っている。
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これを受けて、同市当局は魚の死骸の回収・処分を行うと共に、消毒剤を湖に散布し、溶存酸素量を増やす特殊なポンプを設置している。魚が大量死した原因は、溶存酸素量がゼロまで低下したことによるものと見られている。同湖では、以前も魚が大量死しているが、今回は10t余りの魚が死んでおり、過去最悪だという。
タイ湖は、面積500ha余りで市内最大の湖。同湖には、周辺の住民や飲食店から1日当たり約4000m3の廃水が流されている。同市当局は今回の魚大量死の具体的な原因を究明すべく、魚及び湖水のサンプルを採取し、分析を急いでいる。