ベトナム人女性シンガーソングライターのブー・カット・トゥオン(Vu Cat Tuong)さんが、ピアニストで作編曲家でもある竹内まりかさんの作品「Rain in the Park」を盗作したのではないかと疑いを受けている問題で、まりかさんは「偶然の一致」であるとの見解を示した。
(C)VnExpress,竹内まりかさん(左)とブー・カット・トゥオンさん |
トゥオンさんは、疑惑の作品「Vet Mua(ベットムア、「雨跡」)」に関する詳しい資料や証拠をまりかさんに送付。「興味深いことに私達は、雨という自然の要素をピアノで表現する点で、方法は異なるにしても同じ感覚を持っています」と記し、雨をテーマにした2つの曲が偶然似てしまったことに理解を求めた。
まりかさんは、トゥオンさんのデモ版制作日が自作の発表より前であることをソフトウェアを使って確認し、偶然の一致であることを認めた。まりかさんはまた、トゥオンさんからの丁寧な挨拶とプロとしての態度を称賛し、今回の疑惑騒動が彼女の作品の価値に影響を及ぼさないことを願っているとした。
トゥオンさんは「私にとって最も大切な事は、オーディエンスから信頼を得ることです。疑惑はゴシップとして避けがたいことですが、今回の事が早く過ぎ去ってコンサートの準備に集中できるようになることを願っています」とコメントしている。