ホーチミン市労働傷病兵社会局のレ・ミン・タン局長が10日、勤務時間中に自宅で父親の命日を記念する行事を行い、同局の職員の多くが職場を放棄し同行事に出席していたことがトゥオイチェー紙の報道で明らかになり、大きな話題となっている。タン局長は同市クチ郡の党委前書記で、2か月前に同市労働傷病兵社会局長に就任したばかり。
(C) vnexpress, Hai Hieu, 局長自宅前の公用車 |
同日15時頃、情報筋から連絡を受けたトゥオイチェー紙の記者が3区パスツール通り159番地の同局庁舎を訪れたところ、庁舎の前に公用車がずらりと並んでいるのを確認した。数分後、同局の多くの職員が分散して公用車に乗り込み、クチ郡タイミー村にあるタン局長の自宅に向かった。庁舎には数人の職員しか残っていなかったという。
タン局長の自宅での行事は16時から始まった。その後も多くの公用車が到着し、18時の時点で同局長の自宅前に停車する公用車の数は50台に達したという。報道を受けて、同市調査機関は調査にあたり、この出来事の真偽を確認した上で、同市人民委員会に報告した。
同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は、「市の公務員のイメージに悪影響を及ぼす」として、会合を経て厳格に処分する方針を明らかにした。