米高級ホテル大手のハイアット・ホテルズはこのほど、昨年同社のホテルチェーンの半分近くでマルウェア感染があり、クレジットカードの個人情報が流出した可能性があると発表した。
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マルウェア感染があったのは318拠点で、ホーチミン市の「パーク・ハイアット・サイゴン」と南中部沿岸地方ダナン市の「ハイアット・リージェンシー・ダナン・リゾート・アンド・スパ」の2軒のホテルも含まれる。
マルウェアはクレジットカード所有者の氏名、カード番号、有効期限、セキュリティコード(CVV)を盗み出すよう設計されていた。
これとは別に、ウイルスセキュリティ国内大手のBKAV社のシステムセキュリティ専門家は、高級ホテルの無料Wifiの利用に警戒するよう呼び掛けている。ほとんどのホテルが情報セキュリティに十分な注意を払っておらず、利用者が被害を受ける恐れがあると指摘する。