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　ホーチミン市クチ郡フーミーフン村のクチトンネル歴史遺跡地区で27日、「サイゴン・チョロン・ザーディン革命伝統地区」の落成式が開催された。面積13.5haの敷地には廟堂や式典施設、蓮池、石橋などが配置され、メコンデルタ地方の特徴的な景観が広がっている。

(C)Tuoi tre,Quang Dinh

　同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は落成式の挨拶で、この場所が革命伝統地区の建設地として選ばれたのは、グエン・バン・リン(元共産党書記長)、ボー・バン・キエット(元首相)、チャン・バン・チャー(元党中央委員)など多くの革命家がこの地を活動の拠点としてきたからだと強調した。

　党政治局委員でホーチミン市党委員会のレ・タイン・ハイ書記は、多彩なイベントを実施することで、市民各層がこの地を見学に訪れて革命の伝統を理解できるようにして欲しいと述べた。

　元党中央委員のファン・バン・カイ元首相は、この地区は党と市民が乗り越えてきた長く苦しい闘いの道程を凝縮した場であり、展示された写真や史料は見学者の心に誇りを持たせるだろうと語った。