ハノイ市人民委員会は1日、市民への浄水の供給を確保すべく、国道21号線から環状道路3号線までを結ぶ緊急導水管の建設をグエン・タン・ズン首相に提案した。
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同導水管は、ダー川からハノイ市までを結ぶ第1導水管を補完するもの。市民の給水需要に対する緊急案件とされており、1日当たりの配水量は6~7万m3、投資総額は8640億VND(約46億5000万円)となる見込み。
市内の約100万世帯に浄水を供給している第1導水管は、2009年に敷設されてから15回もの破裂事故が発生している。度重なる破裂事故を受けて同市は、投資主のビナコネックス[VCG](Vinaconex)に対して第2導水管を建設するよう求めているが、未だ着工されていない。
なお、2030年までのハノイ市給水システム計画及び2050年までのビジョンによると、ダー川浄水場の1日当たりの配水量を2020年に60万m3、2030年に120万m3、2050年には150万m3まで引き上げる見通しだ。