25日午前10時15分ごろ、ハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)のハドン駅建設工事現場で、建設資材の鉄鋼が道路に落下する事故が発生した。同市メトロ工事現場における事故の発生は、今回が5度目となる。
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事故現場は、同市ハドン区クアンチュン通り。落下した鉄鋼は通りがかった自動車に直撃したが、幸い負傷者は出なかった。自動車はフロント部分がへこみ、サイドミラーが割れた。
同事故について、交通運輸省傘下の鉄道案件管理委員会のレ・キム・タイン委員長は、足場を解体する際、十分に注意を払っていたものの作業員の手から鉄鋼が滑り落ちてしまったと報告した。同委員会は現在、請負業者に対して工事の安全面を更に強化するよう指導しているという。
メトロ2A号線の工事現場では、2014年11月と12月にも事故が発生し、11月の事故で1人が死亡、4人が重軽傷を負った。工事は一時中止され、建設業者の見直しが行われた。一方、メトロ3号線(ニョン~ハノイ駅区間)でも5月10日と12日に相次いで事故が発生している。