ハノイ市人民裁判所は17日、クレジットカードを偽造して現金や商品など総額10億VND(約565万円)以上を騙し取った被告3人に、コンピュータ又はネットワーク内の情報の不法使用の罪で判決を言い渡した。
IT系大学の大学生ブイ・ディン・ハオ被告(24歳)は禁固11年、オンラインサービス会社会長ブー・フォン被告(34歳)は禁固8年半、旅行会社社長グエン・バン・ズン被告は禁固7年半の判決だった。
ハオ被告は、米国のオンライン決済サービス「ペイパル」にシステム上の欠陥を見つけ、フォン被告と結託して現金や商品を騙し取ることを計画。奪った現金はハオ被告が7割、フォン被告が3割の割合で山分けすることを決めた。
2人は、ネット上で使用期限の切れたクレジットカードの情報を購入して、ペイパルにビジネス用口座を開設。ペイパルの立て替え制度を悪用して、現金を騙し取った。ズン被告は現金の引き出しに協力し、10%の分け前を受け取っていた。3被告は、犯罪事実を認めた。