ベトジェットが身体障害者を搭乗拒否、担当社員に業務停止処分

2015/04/06 15:15 JST配信

 南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港で2日、格安航空会社ベトジェットエア(Vietjet Air)のハノイ行きVJ515便に搭乗する予定だった乗客が、身体障害者であることを理由に搭乗を拒否されていたことが本人の訴えにより明らかになった。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 搭乗を拒否されたのは、ハノイ市在住のグエン・ティ・バンさん(女性・28歳)。ハノイ~ダナン線の往復航空券を購入したバンさんは、1日にハノイ市ノイバイ国際空港を出発。往路では何の問題もなく搭乗できたが、復路の搭乗手続きの際に搭乗を拒否された。

 搭乗拒否の理由について同社の社員は、「ノイバイ国際空港で搭乗できたのは担当者のミス。当社規定では、身体障害者が搭乗する場合には自身でサポートサービスの予約をしなければならないことになっているが、バンさんは同サービスの予約をしていなかった」と説明し、復路の運賃を払い戻したという。

 ダナン国際空港で6時間ほど待たされたバンさんは、他の航空会社の運航便で同日深夜にノイバイ国際空港に到着した。このことがマスコミで報じられると、インターネット上ではベトジェットエアの社員の対応を非難する書き込みが続出した。

 これを受けて同社の責任者は、バンさんに謝罪すると共に、搭乗を拒否した社員を業務停止処分とし、同社の業務プロセスを見直すことを発表した。

[Tuoi Tre等12:12 (GMT+7) 03/04/2015, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 ホーチミン市の洋菓子店「ル・プチ・ローラン(Le petit Roland)」は、南部解放・南北統一50周年を記念...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念事業の一環として、ホーチミン市1区人民...
 栃木県鹿沼市の市文化活動交流館芝生広場で4月19日(土)、「2025ベトナムフェスティバルinかぬま」が初...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年4月4日、ベトナム戦争末期の米軍による「オペレーション・ベビーリフト」の航空機墜落から50年を...
 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象と...
 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。 ...
 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と...
 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30
 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6...
 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万...
 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フ...
 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35...
トップページに戻る