労働傷病兵社会省雇用局のグエン・ティ・ハイ・バン局長によると、2014年のベトナムにおける外国人労働者数は7万6309人(世界74か国・地域)に上り、うち全体の7.35%に当たる5610人が労働許可証を取得していなかったという。ホーチミン市でこのほど開かれた同省と在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム)の共催による会議で明らかにされた。
ベトナムで働く外国人労働者の国籍で多いのは、中国や日本、韓国、マレーシア、台湾などアジア各国・地域で、全体の58%を占めた。続いて、欧州が28.5%、その他の国・地域が13.5%。また、男性が全体の89.9%と大多数を占めたほか、30歳以上の労働者数が86%を占めた。
同省は2015年、国内で働く外国人労働者の管理を強化する計画だという。外国人労働者や外国人投資家などの便宜を図り、更に国としても外国人労働者の管理を容易にすべく、労働許可証の発給手続きなどを点検し、簡素化するよう努めるほか、これに関わるベトナム国内の法律の周知及び教育を促進する方針だ。