南中部高原地方ダクラク省バンメトート市で、小中学生に配布された医療保険カード3万2000枚の生年月日の月日が、全て同じになっていたことが発覚して問題になっている。保護者らは、生年月日に誤りのあるカードで保険が適用されるかを懸念している。
ダクラク省社会保険機関が今月5日から、バンメトート市の小・中学校84校の生徒3万8694人に医療保険カードを配布したところ、生年月日が正しかったのは15校の2000枚余りで、3万2000枚余りのカードは生年月日の月日が1月1日になっていた。
ダクラク省社会保険機関のチュオン・バン・サン所長は、生年月日に誤りが生じた原因について、学校側から送られてきた申請書類に生年月日の月日の記載がなく、ソフトウェアが自動的に1月1日と判断したため、と説明した。
サン所長は今後の予定について、各学校に十分な情報を提出するよう求め、医療保険カードを再発行して記載に誤りのあるカードと交換すると述べた。また各医療機関に職員を派遣して問題の対処に当たらせる考えを示した。