労働傷病兵社会省海外労働管理局は15日、経済連携協定(EPA)に基づき日本がベトナムから受け入れる看護師・介護福祉士候補第3期生の訪日前研修開講式を紅河デルタ地方フンイエン省で開催した。
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同プログラムの第3期生は、700人の応募者の中から選ばれた180人。訪日前研修では研修施設で約1年間にわたり日本語を学び、日本語能力試験でN3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)に合格すれば、2016年にも日本へ渡ることになる。
同プログラムでは、2012年から第1期生と第2期生合わせて300人余りの看護師・介護福祉士候補を選出しており、6月には第1期生138人が日本へ渡った。第1期生は日本で約2か月半、日本語研修や看護・介護の導入研修を受けた後、8月から受け入れ先の病院・介護施設での就労を開始している。また、12月8日には第2期生179人がベトナムでの訪日前研修を修了したばかり。
なお、EPAに基づく受け入れは、2国間の経済活動の連携を強化すべく、外国人の就労が認められていない分野において特例的に行うもの。日本は2008年度よりインドネシアから、2009年度よりフィリピンから、外国人看護師・介護福祉士候補生の受け入れを行っている。