ホーチミン市交通運輸局は11月28日、同市公安局道路鉄道交通警察と協力して、スマートフォン向けタクシー配車アプリ「Uber(ウーバー)」を利用した違法タクシーの摘発を実施した。
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「Uber」は、スマートフォンアプリを通してタクシーの配車・予約をリクエストすることが出来るサービスで、利用者が場所を指定し、近くにいた車両が配車される。ただし、配車される車両はいずれも当局の規定に準拠したものではなく、タクシーメーターも搭載されていないため、無許可で旅客運送業を行っていることになり、早急に規制が必要との声が上がっていた。
調査隊は、市内の1区や5区などでロゴの貼られていない違法タクシーを発見すると、車両から客が降りたところを見計らって、運転手に営業許可書の提示を求め、これを所持していない車両を摘発した。28日の調査では、「Uber」を利用した違法タクシーの無許可営業5件を摘発した。
なお、調査隊は、旅客運送業の無許可営業に関する行政処罰について定めた政府決定に基づいて、違反した個人に対し300万VND~400万VND(約1万6700円~約2万2200円)の罰金、組織に対し600万VND~800万VND(約3万3400円~4万4400円)の罰金を科すとしている。