国の史上最大の出版事業で、不注意なミス多数発見

2014/11/11 07:56 JST配信

 「ベトナムの各民族の民間文化文芸財産普及出版プロジェクト」は2008年12月に政府に承認され、ベトナム民間文芸協会が中心になって実施されている。2008~2017年に総額2400億VND(約13億円)を投じて、計2500の作品を出版する計画だ。

(C)VnExpress、出版社名とロゴの間違い
(C)VnExpress、出版社名とロゴの間違い

 プロジェクト事務局のドアン・タイン・ノ局長によると、国内の出版事業としては史上最大規模で、各作品を2000冊発行して全国の公共図書館や学校の図書館に寄贈している。既に多くの作品が出版されているが、本の作り方に不注意な点が目立つと指摘されている。

 例えば、◇労働出版社が発行した本の表紙に文化情報出版社のロゴが印刷されている、◇スペリングや数字のタイプミスがある、◇印刷が不鮮明で、カラー写真に色ずれがある、◇内容の品質が低いなど。

 ノ局長はこうした指摘に対し、出版物の技術上の問題で、財務監査は毎年受けていると弁明した。また、計画の規模が大きく、多くの出版社に依頼しているため、こうしたミスは避けがたいとし、ミスの程度に応じて各出版社に訂正または回収させると話した。

[VnExpress,6/11/2014 | 12:51 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムでは、違法に出版されたベトナム語辞書が多く出回っている。辞書の編纂者や出版社が、当事者に...
 学生向けに出版されたあるベトナム語辞書の内容があまりにもひどいと問題視されている。この辞書は、チ...

新着ニュース一覧

 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
トップページに戻る