ホーチミン市冠水防止管制センター(SCFC)のグエン・ホアン・アイン・ズン副所長はこのほど、市人民評議会経済予算委員会に対し、冠水対策工事の状況を報告した。
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それによると、市内に11か所ある冠水発生地区のうち、今年は6か所(◇省道43号線、◇国道1A号線、◇9区のドースアンホップ通り、◇ゴーバップ区のクアンチュン通り◇ビンタン区のキンズオンブオン通り◇12区のグエンバンクア通り)の冠水対策を進める計画だが、工事が完了したのは省道43号線のみで、他の5か所は土地収用や設計審査手続き、水道管や通信ケーブルなどの問題で、工事が進んでいない。
経済予算委員会のグエン・バン・ラム副委員長は、2011~2014年期の冠水対策費2兆0710億VND(約105億円)のうち既に1兆8310億VND(約92億9000万円)が使われているのに対し、工事が進んでいない現状を厳しく批判した。
南部地域気象台は13日、ホーチミン市ではこれから年末まで5~6回の大潮が起き、潮位が1.5~1.7m上昇する可能性があるとの予報を発表しており、各地で冠水の起きる恐れがある。