ハノイ市主席「流入人口で都市インフラは過負荷状態」

2014/09/19 18:52 JST配信

 ハノイ都市計画セミナーが18日に開催され、ハノイ市人民委員会のグエン・テー・タオ主席は、800万人以上の人口を抱える首都の交通インフラや医療・教育などの社会インフラが過負荷状態にあると訴えた。

(C)VnExpress,Ba Do
(C)VnExpress,Ba Do

 市の人口のうち70万人余りが常駐戸籍のない流入人口だ。タオ主席は「仕事を求めて市内に人口が流入するのは自然な動きだが、既に都市機能に過負荷がかかっている」と発言。現在の都市インフラが住民の要求に応えることができていないことを認めた。

 市は公共交通機関を整備中だが財源が厳しく、その一方で個人用車両は毎年10~11%のペースで増え続けている。新たな道路を建設しても、車両の増加に追い付いていない。また、老朽化した集合住宅の建て替え問題も、まだ解決策を示せていない。

 ハノイ都市開発計画協会のダオ・ゴック・ギエム博士は、市内にある一部の工場・病院・大学・省庁を郊外に移転すると共に、計画があってもまだ実施されていないインフラ整備案件を大胆に進めるべきとの考えを示した。

[VnExpress,18/9/2014 | 15:41 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 世界銀行(WB)はこのほど、2012年~2014年に全国12省で実施したベトナムの農村世帯の人的資源に関する調...
 12日付の日本経済新聞によると、国際協力銀行(JBIC)はハノイ市およびホーチミン市との間で、投資促進...
 ホアン・チュン・ハイ副首相はこのほどハノイ市人民委員会に対し、現在市中心部に集中している医療施設...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る