グエン・タン・ズン首相は18日、5月18日を「ベトナム科学技術の日」に制定したと発表した。発表式でズン首相は、ベトナムの科学者らの貢献と犠牲的精神を称え、その功績を高く評価した。
ベトナム科学技術の日は、科学者らと科学技術の成果を称揚し、科学的知識の普及を図ることの他、国内で得られた科学的成果に対する認識や自尊心を高め、国民、特に若い世代に科学への興味を持ってもらうことを目的としている。
ズン首相は「ほとんどの資源は使えばなくなってしまうが、知性や創造力は使えば使うほど豊かになる。全ての人に科学技術を創造、研究、開発する権利がある」と述べ、グローバル化の時代に生き残るのは、科学技術のレベルや人材の質で示される知性の競争に勝った国との見方を示した。
ベトナム科学技術の日は、故ホー・チ・ミン主席が1963年5月18日にベトナム科学技術普及協会の第1回大会に出席し、科学技術の目的や使命について発表したことから、5月18日がこの日に選定された。