南中部沿岸地方クアンガイ省クアンガイ市ティンケー村のソンミ証跡地区で16日、「ソンミ村虐殺事件」46周年の慰霊祭が行われ、省の共産党委員会・人民評議会・人民委員会・祖国戦線委員会の幹部、1000人余りの地元住民、米国の非営利団体「マディソンクエーカーズ(Madison Quakers)」の代表者、国内外の観光客などが参列した。
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ソンミ村虐殺事件は、ベトナム戦争中の1968年3月16日に米軍が504人の村人を虐殺した事件で、犠牲者の大半は高齢者や女性、子供だった。また247棟の住居が焼かれ、数千頭の家畜や家禽が殺された。
米国の退役軍人でマディソンクエーカーズの代表者であるマイク・ベーム氏が、バイオリンの演奏で犠牲者を追悼する中、参列者は線香を手向けた。同じく退役軍人のビリー・ケリー氏は20年以上、毎年この日に504本のバラの花を捧げている。今年も花が飾られたが、本人は欠席した。
式典の後、マディソンクエーカーズによるティンケー村小学校の貧困家庭の児童36人に対する奨学金の授与式が行われた。