ベトナムの大手民間商業銀行サコムバンク[STB](Sacom Bank)はこのほど、ホーチミン市内に現金自動預け払い機(ATM)付き公衆トイレ11基を設置すべく、資金援助する方針を明らかにした。
(C) sacombank, STBがブンタウに設置した公衆トイレ |
このATM付き公衆トイレは、1基当たりの設置費用が8億ドン(約398万円)で、面積は60平方メートル。STBはこの他、清掃員の雇用費や電気・水道代も負担するという。
設置場所は、◇9月23日公園、◇タオダン公園、◇レバンタム公園、◇ザーディン公園、◇チョロンバスターミナル、◇ダムセンバスターミナルなどで、利用料は無料。11基のうち3基は、テト(旧正月)までに設置が完了する予定。
なお、現在ホーチミン市内には、主に公園などを中心に約170基の公衆トイレが設置されているが、その数はまだ不足しており、市民や観光客らの需要に応えられていない。
これに先立ち、ハノイ市でも市人民委員会が昨年11月、観光イメージの向上に向けて旧市街地などに公衆トイレ14基の増設を決定している。