23日午後3時15分ごろ、東南部ビンズオン省にある国内最大のテーマパーク「ダイナム公園」内の動物園で、トレーナーのグエン・フー・タイさん(28歳・男性)が象に襲われて死亡する事故が発生した。
(C) Tuoitre, 事故を起こした象 |
動物園の責任者によると、タイさんは事故当時、象の檻に入ってペンキを塗りなおす作業をしていた。タイさんは、その作業中、突然怒り出した象に襲われて頭部を強く打ち、病院に緊急搬送されたが、搬送途中で死亡が確認された。
タイさんを襲ったのは、中部高原地方ダクラク省から連れてこられた9歳のオスの象。タイさんは8年にも亘って、この象のトレーニングを担当しており、園内で行われる動物サーカスなどにも共に出演していた。象が突然怒り出した原因は分かっていないが、動物園側は、匂いに非常に敏感と言われる象がペンキの匂いを嗅いで興奮してしまったのでは、との見方を示している。