東北部ハイズオン省トゥーキー郡トゥーキー町の小学生達は、馬車に乗って登校するのがすっかり習慣になっている。この町に住むグエン・バン・ルックさんが7年前に始めた事業で、約90世帯の家庭が子供を馬車で通わせている。タインニエン紙(電子版)が報じた。
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当初は20人乗りの馬車1台だけだったが、評判が高まって利用者が増えたため40人乗りに改造した。さらにもう1台馬車を増やして、ルックさんの妻が運転している。馬車通学は生徒達に人気があって、全ての需要に応えきれていないという。
このサービスはルックさんの個人事業で、学校や地方政府とは提携していない。利用するには、生徒の保護者はルックさんと契約書を交わす必要がある。料金は1か月当たり15万ドン(約700円)だ。
ルックさんはこれまでパンク以外の事故が起きたことはないとしているが、それでも安全性に疑問があるとして子供に利用させない保護者もいる。トゥーキー町小学校の校長は、「このサービスで保護者が助かっていることは確かで、何か事故があって禁止される前に、当局が厳格な管理を行うことで安全性を高められるのでは」と話している。