アレクサンドル・イェルサンにベトナム名誉国民の称号を追贈

2013/10/07 06:31 JST配信

 南中部カインホア省人民委員会のレ・スアン・タン副主席は、フランス人医師アレクサンドル・イェルサンにベトナム名誉国民の称号を贈呈する記念式典を12月末に開催する方針を示した。グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

(C)  nguoilaodong, アレクサンドル・イェルセンの胸像
(C) nguoilaodong, アレクサンドル・イェルセンの胸像

 アレクサンドル・イェルサンは、1863年にスイスで生まれ、後にフランスに帰化した細菌学者。マラリアの特効薬を作るための原料を見つけたことで、マラリアの感染拡大抑制に大きな功績を残した。また、現在はベトナム国内の人気観光地となっている中部高原地方ラムドン省ダラット市を“発見”した人物としても知られている。

 また、その質素な生活ぶりと医療に対する献身的な姿勢から、フランス植民地時代においてベトナム国民から最も愛されたフランス人の1人であり、ベトナム国内には現在、彼の名を冠した通りがある。

[Nguoi Lao Dong, 10:15 (GMT+7) 01/10/2013 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方カインホア省人民委員会は、新アレクサンドル・イェルサン(エルサン)(Alexandre Yersin)...
 南中部沿岸地方カインホア省文化スポーツ局はニャチャン市にあるカインホア博物館で29日、1863年にスイ...
 ハノイ医科大学は2月25日、同大学の初代学長でペスト菌の発見者でもあるフランスの医師アレクサンドル...

新着ニュース一覧

 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所・ホーチミン事務所は、4月22日(火)の日本時間15時00分から16...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年は新暦4月7日が旧暦3月10日のフン王の命日にあたります。フン王の命日に際して、ベトジョー(VIET...
 1990年代生まれのリーダーを中心とする写真復元グループが、テクノロジーと手作業を駆使し、1975年4月3...
 ハノイ市の北西約50kmに位置する北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン郡ビンソン村は、「ヘビ養...
 ベトナム人画家グエン・ザー・チー(1908~1993年)の作品「3人の女性(Le Trois Femmes)」が、3月29日に...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、50周年を迎える南部解放記念日(1975年4月30日~2025年4月30日)の祝...
 ホーチミン市1区のサイゴン動植物園で、4月2日(水)から7日(月)まで、民俗文化フェスティバル「3地域の...
 グエン・ホン・ジエン商工相は、ドナルド・トランプ米大統領が発表したベトナムに対する「相互関税」に...
 ベトナム政府は、ラオス人民革命党の元党中央執行委員会委員長・元国家主席・元首相のカムタイ・シーパ...
 南部メコンデルタ地方アンザン省で発生した違法砂採取事件の裁判で、ホーチミン市人民裁判所は2日、44...
 ベトナム海事水路局はこのほど、北部紅河デルタ地方ハイフォン市ディンブー・カットハイ(Dinh Vu - Cat...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、米国に
 南中部沿岸地方カインホア省人民委員会は2日、同省のバンフォン経済区内でゾックダーチャン(Doc Da Tra...
トップページに戻る