国民全員に12桁の個人識別番号を割り振る「国民総背番号制」が、10月から北部ハイフォン市で試行される。26日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
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国民総背番号制は、6月にグエン・タン・ズン首相が承認した「2013年~2020年の行政手続き簡素化案」に盛り込まれている。公安省行政管理警察総局によると、個人識別番号は生まれた時から死ぬ時までの一生の間、1個人に1つの番号が割り振られる。12桁あるため、今後500年間はこの桁数を維持することができるという。
現行の人民証明書(CMND/身分証明書)の扱いについて、レ・ホアン・ソン司法次官は、「より効果的で安全なものができるまでは、現行の身分証明書が必要だ。今後も証明書は使い続けるが、より便利な新しい証明書に変更することになるだろう」と述べた。
行政管理警察総局によると、現在2種類の旧式の身分証明書が存在している。新しい証明書には12桁の番号が付与されており、それがそのまま個人識別番号として使われることになるという。