ホーチミン市教育訓練局はこのほど、市内の全ての小学校に対し、今学年度から小学1年生に成績の点数評価をしないよう指示した。点数評価に替えて、言葉による評価を導入するという。16日付VNエクスプレスが報じた。
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英語またはその他の外国語の成績は別の規定に従って評価するが、これ以外の科目は原則的に言葉による評価となる。教育訓練局小学校課によると、点数評価禁止の目的は◇1年生の精神的負担を和らげること、◇就学前教育に対する保護者の認識を変えること、◇教員の教育方法を改善することなどで、1年生には低い点数評価より言葉による励ましの方が適切との考えに基づいている。ただし、学年末試験の成績だけは、10段階評価と言葉による評価の両方が行われる。
具体的な評価の言葉としては、成績が良い場合は「大変良くできました」、「先生はとても満足しています。このままがんばってね」など。成績が悪い場合は「もうちょっとがんばれば、もっと良くなると信じています」、「良くがんばりました。この○○に気を付ければ、もっと良くなりますよ」などが想定されている。
教育訓練局小学校課の代表者は「この数年各小学校に対して言葉による評価を行うよう指導してきたので、導入に問題はないと思う」と語った。