北中部トゥアティエン・フエ省のフエ医科薬科大学は12日、国内で最も現代的な設備を装備した消化器内視鏡センターの開所式を行った。同センターは名古屋大学の支援で建設された。投資額は約210億ドン(約9800万円)。12日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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消化器内視鏡センターでは、鼻から入れる胃カメラによるがんの早期発見や小腸の内視鏡検査など世界の先進的な内視鏡技術を駆使した検査を、1日当たり150~200人の患者に行うことができる。
フエ医科薬科大学のカオ・ゴック・タイン学長によると、内視鏡技術を習得するために日本に医師を派遣したり、日本から専門家を招いたりして指導を受けてきたという。
フエ医科薬科大学が所属するフエ大学のグエン・バン・トアン総長は12日、長年にわたってフエ大学に協力、貢献してきた名古屋大学大学院消化器内科の後藤秀実教授に名誉教授の称号を授与した。この他、日本から2人の教授を招聘した。