ホーチミン市建築計画局は9日、同市人民委員会が承認した「市中心部開発計画」の詳細設計(縮尺2000分の1)を発表した。これにより、同市の中心部の面積は930ヘクタールに拡され、5つの地区に分けられる。またいくつかの通りを「歩行者天国」とすることが盛り込まれている。9日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
(C)The Saigon Times, 中心街の5区分 |
(C)The Saigon Times |
(C)Tien Phong |
この開発計画で設けた中心部5地区の区分は以下の通り。
◇商業・金融地区:92.3ヘクタール(1区トンドゥクタン通り、レライ通り、レタントン通り、ファングーラオ通り、ハムギ通りに囲まれたエリア)
◇文化・歴史地区:212.2ヘクタール(1区ティゲー運河、ホアンサ通り、グエンティミンカイ通り、コンクイン通り、レライ通り、レタントン通りに囲まれたエリア)
◇サイゴン川西部地区:274.83ヘクタール(1区、3区、4区、ビンタイン区にまたがる、サイゴン橋、グエンフウカン通り、トンドゥクタン通り、グエンタットタイン通り、テー運河、サイゴン川に囲まれたエリア)
◇フランス様式ビラ地区:232.3ヘクタール(1区から3区のフランス統治時代のビラが多いエリア)
◇商業・金融地区隣接地区:117.5ヘクタール(1区ベンタイン市場から4区にまたがるエリア)
また、同市中心部の多くの通りを「歩行者天国」とする。対象となるのは、◇商業・金融地区:レロイ通り、グエンフエ通り、ベンタイン市場前交差点、ドンコイ通り、フイントゥックカン通りの一部、◇フランス様式ビラ地区:ボーバンタン通り、ファムゴックタック通り、チャンカオバン通り、◇商業・金融地区隣接区:フォードゥックチン通り。歩行者天国となる通りでは公共車両を除く自動車とバイクの通行が禁止となる。