交通運輸省傘下の交通安全プロジェクト管理委員会は24日、ベトナム北部国道で車両運転者を対象に実施した交通安全意識向上に関する活動結果について発表した。25日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
(C)Tien Phong, ほんとに認識してる? |
同プロジェクトは、◇運転者の交通安全意識向上活動、◇交通施設向上活動、◇交通安全に関連した学校内教育活動、◇法律厳守強化活動の4つから構成される。運転者の交通安全意識向上では北部省・直轄市の中の10地点で交通安全向上を目的とした訓練や規定周知などを行い、またマスコミを通じて意識向上を呼びかけた。
プロジェクト責任者によると、合計約30万2907人がこれらの活動に参加した。参加者を対象とした調査結果によると、全体の80%が基本的な交通ルールを把握しており、85%が交通安全を心がけ、87%が交通マナーをよく認識しているということがわかった。
これに関してグエン・ティエン・チョン副所長は、「活動が開始されてから3年経過したこのプロジェクトにより、北部国道での交通事故は大きく減少した。この活動は交通安全の促進に大きく貢献するだけでなく、国道周辺の住民の生活環境改善にも繋がっている」と活動の成果をアピールした。