ホーチミン市科学技術局とホーチミン市タクシー協会はこのほど、タクシー代金領収書の印刷発行システムを導入する方針を示した。14日付トゥイチェー紙(電子版)が報じた。
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ベトナムではタクシー内に忘れ物をしても戻ってこないケースが多発しており、乗車したタクシーを特定するためにも領収書の発行は必要不可欠と言われている。領収書には、◇タクシー会社名、◇会社所在地及び電話番号、◇運転手氏名、◇乗車及び降車時間、◇走行距離、◇タクシー料金が記載される。
領収書印刷用プリンターには、料金の不正操作を防ぐメーター機能も搭載可能だが、これを利用すると現在使用中のタクシーメーターが必要なくなってしまいコストもかさむため、当面はメーターと連動していないプリンターのみを導入し、領収書に記載される料金はプリンターが計算して予測する料金となる。
同会議に参加した標準品質総局ホーチミン市支局の職員によると、このタクシー代領収書印刷発行システムの試験導入及び利用者からの意見聴取は、年内にもホーチミン市で実施されるという。