公安省はこのほど、公務員に対する公務執行妨害の予防処置及び処分を定める政令草案を作成しているが、その中で、凶悪犯に対する警察官の発砲を認める方針を盛り込んでいる。11日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
(C)giaoduc.net, 叩き割ったビール瓶を手に警察官に近づく若者 |
(C)Dat Viet, 制止した警察官を乗せたまま走るバス |
草案によると警察官は、犯人が警察官自身や市民の安全を脅かす危険な行為を行った場合、犯人を直接狙って発砲することを認めるとしている。現行法では、警察官自身が命の危険にさらされた場合でも、空に向けて威嚇射撃することしか認められておらず、犯人を直接狙って撃つことは禁止されている。
公安省によると、公務員に対する公務執行妨害のうち90%以上は警察官・公安に対するもので、交通違反や麻薬摘発などの現場で数多く発生しているという。現在国民の間で警官の威厳やイメージが低下していることもあり、「権威付け」の意味合いもあるのではないかと思われる。
公安省の統計データによると、2002年から昨年6月までに公務員に対する公務執行妨害事件は8513件発生しており、1万3706人を摘発、うち約半数は刑事罰を科されている。