北中部ゲアン省遺跡・名勝管理委員会は26日、バックマー寺の北側約400メートルの場所から古い舟形墓が発見されたと発表した。28日付ザンチーが報じた。
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この墓は2011年末、住民が養殖用の池を掘っていた際に地下4メートルの地層で見つかった。墓には長さ3.6メートル、直径0.7メートルの鉄樹の幹をくり抜いて作られた木棺が埋められており、中には遺骨と多数の副葬品が収められていた。副葬品の一つは直径49センチの銅製の器で、ほぼ完全な形で残っていた。
住民らによると、1986~1987年にかけてもバックマー寺の周辺地区で同様の墓が多数発見されたという。同寺の周辺地区が古い時代の墓地だった可能性が高い。同寺は李(リー)朝(1009~1225年)創始者のリー・タイ・トーを祭った寺とされている。
遺跡・名勝管理委員会のファン・バン・フン副委員長は、この墓は今から数千年前のベトナム人の墓の可能性があると話している。