ブー・フイ・ホアン商工相は14日に開かれた国会で、南中部クアンナム省バックチャーミー郡にある第2ソンチャイン水力発電所の貯水ダムの安全性について、建設物国家検収評議会から安全性に問題なしとの結論を得ていると述べた。14日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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同発電所の貯水ダムでは多数のひび割れの隙間から大量の水が漏れ出していることが見つかり、現在補修工事が行われている。ホアン大臣は「我々には安全確保の責任がある。もしそれができなければ使用を停止する。ただ、この事故はまれなケースだ」と強調した。
水力発電所はこれまでに全国で195か所が稼働しており、電力生産の36%を占めている。ホアン大臣は水力発電所開発の利点と共に、環境への影響や土地収用に伴う住民の立ち退き補償や再定住などの問題が生じていることも認めた。また、各発電所の安全性検査を進めていると述べた。