ホーチミン市トゥードゥック区ヒエップビンチャイン街区で今、コンテナを28本使った大邸宅「ミータイン」が姿を現しつつある。13日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
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この邸宅を設計・施工しているデスコンホーム社のグエン・キュー・ロン第2工場長は「コンテナを事務所用に使用した例は多いが、邸宅用に使うのはたぶん前例がないと思う。ベトナムではいずれ廃棄物となるコンテナが増えるだろう。1本わずか2000万ドン(約7万6300円)のコンテナを利用して建物を作れば非常に有益だ」と話す。
ロン氏によると、コンテナハウスのメリットは設置と撤去が楽なことやコストが安いことなど。空いている土地を一定期間だけ有効活用したいという地主と、その場所に店を出したいが期間限定の店舗の建設にコストをかけられないという事業者の両者にとって、コンテナハウスは有効な手段となる。
ホーチミン市には建設が禁止されている計画区域があり、ビンタイン区タインダー地区もその1つだ。ただし計画は長年にわたって塩漬け状態にある。ミータイン邸宅の発注者であるバン・コン・ミー氏は、この地区でのコンテナハウスによるレストラン建設を提案し、了承されたという。