ハノイ市国家大学がこのほど発表した国内3大都市の児童のヘルメット着用率に関する調査結果によると、児童のヘルメット着用率はハノイ市が23%、ホーチミン市が32%、ダナン市が44%となっており、ハノイ市の児童のヘルメット着用率が最も低いことが明らかになった。12日付VNエクスプレスが報じた。
また、別機関が前述の3大都市にある9つの学校を対象に行った学生のヘルメット着用率に関する調査でも、ハノイ市が16%、ホーチミン市が44%、ダナン市が47%となっており、ここでもハノイ市のヘルメット着用率の低さが際立っている。
在ベトナム・ユニセフのロッタ・シルワンダー代表は12日に行われた児童のヘルメット着用に関するセミナーで、ベトナムの児童がバイク事故に遭った場合、脳挫傷などを受傷するケースが多いととし、ヘルメットの着用は交通事故による死亡率の低下に繋がるため、ヘルメット着用を徹底化する必要があると述べた。
なお、2011年年初10か月に交通警察が摘発した交通違反は570万件。この内、ヘルメット非着用が46万2000件だった。