家庭用品メーカー、ユニリーバの現地法人ユニリーバ・ベトナムはこのほど、教育訓練省が実施する「2012年から2016年までの全国小学校における環境衛生向上プログラム」向けに資金援助することを発表した。14日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
プログラムの費用総額は260億ドン(約9400万円)、このうち、約100億ドン(約3600万円)が貧困層の多い地方と農村部の小学校における環境衛生、および個人の衛生に対する意識向上プログラムに使用される。残りの160億ドン(約5800万円)は、全国の小学校400校に保健省の衛生基準を満たすトイレを建設するための費用として使用される。
なお、2008年から2011年までの4年間に同社は、教育訓練省・保健省などと協力して全国の小学校200校でトイレの新築・改修を行い、300校で環境衛生に関する意識向上プログラムを実施した。