ホーチミン市フーニュアン区に、土地家屋を売り払って世界の終末の日を待つことを呼び掛けているグループがいる。「世界終末の日を待つ会」のメンバーの女性レさんによると、韓国で設立された会で、時々韓国人が指導に来るという。17日付トゥイチェー紙(電子版)が報じた。
この会はファンダンリュー通りに拠点を置いており、入り口には「フオンズオン音楽芸術学校」の看板が掲げられている。レさんは記者に入会の儀式を行うよう勧め、断られると「入会しなければ、車に轢かれて死ぬ事になる」と話した。レさんはさらに、土地家屋を売って会に献金する人も多く、入会後は収入の10%を納めなければならないと語った。中学生が学校に行かず、会で講義を受けている事も確認されている。
フーニュアン区第7地区人民委員会のゴ・ザン・ホアン・ハン副主席は、会のある住所は音楽学校として認可されているだけで、その他の活動を行っているとの報告はないとし、検査に乗り出す考えを示した。また、ホーチミン市宗教委員会のグエン・ホアン・ザン副委員長によると、この住所では宗教活動の許可が出ていないという。